意外と知らない土地の購入方法について
“一生の買い物”といわれる家の購入ですが、この家とセットとなるのが「土地」です。家もさることながら、土地の購入は人生の中でそう何度もあることではありませんし、こうした経験が初めてという人は少なくないでしょう。
土地購入の際には、これに係る手続きや諸費用について知っておくことは大切です。これらをきちんと知らないまま土地購入に踏み切ってしまうと、予想外の費用によって予算を圧迫してしまうことになります。そうなれば、そこに建てる家が思い通りのものにならなかったりと、思わぬ誤算が生じてしまうことになりかねません。
そこで今回は、土地購入に係るさまざまな手続きや費用についてお話ししたい思います。こうした知識を備えて、計画通りに土地の購入ができるようにしましょう。
土地の購入をする際、『買い付け』『契約』『引き渡し』といった流れでその取引が進んでいきます。土地の購入に係るさまざまな手続きをひとつずつ確認していきましょう。
買い付け
気に入った土地を見つけたとき、売主に”買う意思がある”ということを正式に書面で申し込むことを『買い付け』といいます。
買い付けとは、あくまで”申し込み”であるため、契約のようにさまざまなルールに縛られることはありません。とはいえ、買い付けを行うということは、”特別な事情がない限り必ず買う”という意思表明です。そのため、買い付けの段階でその土地について十分な内容を把握しておかなくてはなりません。
契約
買い付けを経て、ここでいよいよ『契約』です。
先述した通り、「買い付け」の段階で重要事項をしっかりと確認、不明点など明確にしておかないといけません。これに加えて、この契約時に再度「重要事項説明書」にしっかりと目を通して、重要事項の把握漏れがないようにダブルチェックを行いましょう。
引き渡し
『引き渡し』とは、対象の土地の所有権を移転させることをいいます。いわば、土地購入取引の最終段階です。
「買い付け」や「契約」の時点で、その土地の致命的な欠陥や問題が発覚することはごく稀です。理由はともあれ、万が一この引き渡しの段階で契約を解除したければ、それができないことはありません。いうならば、この引き渡しが土地購入取引について考える最後のチャンスということになります。
とはいえ、土地購入取引は最終段階まで進んでしまっていますから、タダで契約解除というわけにはいきません。大抵の場合、予め納めていた手付金を放棄することで、契約の解除が認められることになります。
土地購入取引において、決断が遅れてしまうとこうした手付金を放棄せざるを得ないという不利益が生じてしまいます。
土地購入の際、慎重に考えることが大切であると改めて感じていただけたのではないでしょうか。
ここからは、土地購入時にかかる主な費用について解説していきたいと思います。これらは土地購入において非常に大切なことですから、しっかりと把握しておきましょう。
仲介手数料
不動産会社を介して土地を購入する際には、この『仲介手数料』が発生します。
仲介手数料の算出方法は「土地の売買価格に対して3%+6万円」です。この費用には消費税がかかることも覚えておきましょう。
登記費用
土地を購入するということは、その土地の持ち主からあなたへその所有権が移る (所有権移転) ということです。
この所有権移転にかかる『登記費用』は、「司法書士に対する報酬費」と登記にかかる「登録免許税」から成ります。
「司法書士に対する報酬費」は一般的に6~8万円といわれていますが、対象地域によって異なります。詳しくは日本司法書士連合会に確認しましょう。
「登録免許税」は対象の土地の売買価格ではなく、評価額に対して算出されます。
ローンに係る費用や印紙代
土地購入に際して、ローンを利用することが一般的です。この『ローンに係る費用』には、ローン手数料と抵当権設定の登記費用が含まれます。また、契約書に貼付する印紙代も必要となります。
上記の費用に加えて、場合によりその他諸費用が発生することがあります。また、土地購入時には諸税が発生します。そのため、土地の購入の際には余裕のある準備を心がけましょう。
以上、土地の購入方法に際する大まかな流れと、これにかかる主な費用についてお話ししました。
大きな買いものである土地の購入。手続きや諸費用、諸税などさまざまなことが絡んでくるため、複雑であることは否めません。
土地の購入において、知識が全くない状態よりは、たとえ大まかでもその知識を備えていた方がよいことは間違いありません。
あなたの土地購入の計画がスムーズに運んでいくように、この記事を足がかりにして土地の購入方法について理解を深めていきましょう。
土地購入の際には、これに係る手続きや諸費用について知っておくことは大切です。これらをきちんと知らないまま土地購入に踏み切ってしまうと、予想外の費用によって予算を圧迫してしまうことになります。そうなれば、そこに建てる家が思い通りのものにならなかったりと、思わぬ誤算が生じてしまうことになりかねません。
そこで今回は、土地購入に係るさまざまな手続きや費用についてお話ししたい思います。こうした知識を備えて、計画通りに土地の購入ができるようにしましょう。
土地の購入方法 (土地売買取引の流れ)
土地の購入をする際、『買い付け』『契約』『引き渡し』といった流れでその取引が進んでいきます。土地の購入に係るさまざまな手続きをひとつずつ確認していきましょう。
土地の購入時 3つのステップ
買い付け
気に入った土地を見つけたとき、売主に”買う意思がある”ということを正式に書面で申し込むことを『買い付け』といいます。
買い付けとは、あくまで”申し込み”であるため、契約のようにさまざまなルールに縛られることはありません。とはいえ、買い付けを行うということは、”特別な事情がない限り必ず買う”という意思表明です。そのため、買い付けの段階でその土地について十分な内容を把握しておかなくてはなりません。
契約
買い付けを経て、ここでいよいよ『契約』です。
先述した通り、「買い付け」の段階で重要事項をしっかりと確認、不明点など明確にしておかないといけません。これに加えて、この契約時に再度「重要事項説明書」にしっかりと目を通して、重要事項の把握漏れがないようにダブルチェックを行いましょう。
引き渡し
『引き渡し』とは、対象の土地の所有権を移転させることをいいます。いわば、土地購入取引の最終段階です。
「買い付け」や「契約」の時点で、その土地の致命的な欠陥や問題が発覚することはごく稀です。理由はともあれ、万が一この引き渡しの段階で契約を解除したければ、それができないことはありません。いうならば、この引き渡しが土地購入取引について考える最後のチャンスということになります。
とはいえ、土地購入取引は最終段階まで進んでしまっていますから、タダで契約解除というわけにはいきません。大抵の場合、予め納めていた手付金を放棄することで、契約の解除が認められることになります。
土地購入取引において、決断が遅れてしまうとこうした手付金を放棄せざるを得ないという不利益が生じてしまいます。
土地購入の際、慎重に考えることが大切であると改めて感じていただけたのではないでしょうか。
土地の購入にかかる主な費用
ここからは、土地購入時にかかる主な費用について解説していきたいと思います。これらは土地購入において非常に大切なことですから、しっかりと把握しておきましょう。
仲介手数料
不動産会社を介して土地を購入する際には、この『仲介手数料』が発生します。
仲介手数料の算出方法は「土地の売買価格に対して3%+6万円」です。この費用には消費税がかかることも覚えておきましょう。
登記費用
土地を購入するということは、その土地の持ち主からあなたへその所有権が移る (所有権移転) ということです。
この所有権移転にかかる『登記費用』は、「司法書士に対する報酬費」と登記にかかる「登録免許税」から成ります。
「司法書士に対する報酬費」は一般的に6~8万円といわれていますが、対象地域によって異なります。詳しくは日本司法書士連合会に確認しましょう。
「登録免許税」は対象の土地の売買価格ではなく、評価額に対して算出されます。
ローンに係る費用や印紙代
土地購入に際して、ローンを利用することが一般的です。この『ローンに係る費用』には、ローン手数料と抵当権設定の登記費用が含まれます。また、契約書に貼付する印紙代も必要となります。
上記の費用に加えて、場合によりその他諸費用が発生することがあります。また、土地購入時には諸税が発生します。そのため、土地の購入の際には余裕のある準備を心がけましょう。
終わりに
以上、土地の購入方法に際する大まかな流れと、これにかかる主な費用についてお話ししました。
大きな買いものである土地の購入。手続きや諸費用、諸税などさまざまなことが絡んでくるため、複雑であることは否めません。
土地の購入において、知識が全くない状態よりは、たとえ大まかでもその知識を備えていた方がよいことは間違いありません。
あなたの土地購入の計画がスムーズに運んでいくように、この記事を足がかりにして土地の購入方法について理解を深めていきましょう。
2019.11.20