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家に長く住み続けるにはどうしたらいい?

私たちの生活に欠かすことのできない「衣食住」のひとつである”住”。
毎日の生活を営む舞台である『家』は、住んでいるうちにだんだんと愛着が湧いてくるものです。そんな住み慣れた家にずっと住みたいと思う人は多いのではないでしょうか。

すべてのものは経年劣化を避けることができません。これは家も例外ではないのです。
『大切な家に長く住み続けるためにはどうしたらいいか?』、今回はこれをテーマにお話ししていきたいと思います。


家の寿命を知る


冒頭でも触れたように、家にも寿命があります。ひとくちに『家』といっても、さまざまなカタチがあります。すべての家が皆一様に同じ寿命を持つわけではありません。この寿命には2つの要素が大きく関わっています。

家の寿命を左右する2つの要素


家の寿命、その長短のカギを握るのは家の「家の構造」と「住み方」です。それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

家の構造と寿命


多くの人が知るように、家の構造にはいくつかあります。ここでは家の構造として一般的なものに絞り、それぞれの平均寿命と併せて、それらを以下に挙げます。

木造 30~80年
鉄筋コンクリート造 (RC造) 40~90年
  ・ 鉄骨造 (S造) 30~60年

日本国内の住宅事情では、木造と鉄筋コンクリート造が主流です。そのため、以後の『家』とは、木造もしくは鉄筋コンクリート造であることを前提にお話を進めていきます。上記の「鉄骨造」は参考のため、付記しました。
また、上記のそれぞれの寿命はあくまで「平均寿命」ですから、参考程度に留めておきましょう。

各寿命の幅が広いことに気付いたかと思いますが、この「寿命の幅」は後述する「住み方」(『家に長く住み続けるためのコツ』) によって大きく左右されます。


家に長く住み続けるためのコツ


先述の通り、日本では木造と鉄筋コンクリート造の家が主流です。とりわけ、木造の家は昔から日本人に親しまれてきたこともあり、現代においても木造の家は一般的です。
木造と鉄筋コンクリート造のいずれにも関わらず、家に長く住み続けるためのコツは、念入りなメンテナンスを欠かさないということです。

家の寿命を延ばすメンテナンス


それでは、家の寿命を延ばすためのメンテナンスについて具体的にみていきましょう。

毎日の掃除


『家に長く住み続けるためのコツ』が、はじめから「掃除」と聞いて思わず拍子抜けしてしまったかもしれません。ところが、この毎日の掃除こそが家を長持ちさせる基本中の基本なのです。
毎日の掃除をきちんと行うことによって、自然と家の中の隅々までに目を配ることになります。これにより、家の劣化や損傷などを早期発見しやすくなります。こうした不具合は早いうちに対応した方が捕集は容易となります。こうしたこまめなメンテナンスは、結果的に家を長持ちさせることに繋がるのです。
また、毎日の掃除を徹底することは、快適な環境の維持する目的も兼ね備えていますから、まさに一石二鳥というるでしょう。

点検


家を良好な状態で維持するためには、定期的な点検が非常に重要となります。ここでの点検では、先述の「毎日の掃除」ではなかなか目の向かないところに意識を向けて行いましょう。
参考までに、以下に挙げる箇所には特に気を配りましょう。

水まわり
⇒浴室、洗面台、シンクまわり (キッチン) 、トイレ、給湯器周辺

水まわりは家の中で、もっとも傷みやすい箇所です。それだけでなく、カビの発生しやすい箇所でもあります。衛生面からみても、掃除はもちろんのこと点検も怠らないようにしましょう。

外まわり
⇒外壁、屋根

これらは普段の生活の中で、なかなか目の届かないところです。特に屋根の点検を頻繁に行うことは大変ですから、年に一度などの中・長期的なスパンで行えば十分でしょう。こうした点検により、雨漏りなどのトラブルを未然に防ぐことができます。
これに加えて、ベランダや軒裏、雨どい、サッシなども併せて点検すると理想的です。

内装
⇒フローリング、クロス (壁紙)

フローリングのたわみや異音を感じたら、早めの対処が望ましいです。クロスは汚れやすく剥がれやすいので、傷みが目立ってきたら張替えを検討しましょう。

配管・水栓

著しく劣化してしまうと水漏れを起こして大きなトラブルとなってしまいます。不具合があれば、迅速に対処しましょう。パッキンは劣化しやすいので、その状態を必ずチェックしましょう。

床下

見えない場所だけにもっとも恐い箇所です。定期的に点検を行い、白アリ対策を施しましょう。


終わりに


以上、『家に長く住み続けるためのコツ』をお話ししました。家の寿命を延ばす秘訣は、なにも特別なことではなく、日々の掃除と定期的な点検でした。
家とあなたがこれから先も長く一緒に付き合っていくために、愛情をもってメンテナンスを行いましょう。

2019.11.1