あんしん匠サポートセンター

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解体業者選びで皆様によくご相談いただくポイントをまとめました。

業者の評判、工事費用の相場など、よくわからない解体の事を、中立の立場でスタッフがお答えします。

解体工事の際、お祓いは必要?

解体工事の際のお祓いは、必ず行うものではありませんが、宗教の考え方で行う人も一定数います。家を建てる前に行う「地鎮祭」は有名ですが、解体工事の際にも神社に頼んで正式なお祓いの儀式を行うことができます。

宗教によって異なる


人々が信じる宗教には様々あり、その考え方も違います。例えば神道の考え方だと、自然界の物質、人間が所有するモノに神様が宿るといわれています。そのため、古い家や土地にも神様が宿っていると考え、これまで生活させてもらってたことへの感謝を神様へ伝えるという意味で、お祓いを行う風習があります。仏教の場合は神道とは違い、神様という考えがないため、お祓いをすることは稀です。また、キリスト教の場合、映画「エクソシスト」で知られる悪魔祓いの儀式はありますが、解体時にお祓いをするという風習はないようです。

解体工事前のお祓いの流れ


神道の考えでお祓いを行う場合「解体清祓(かいたいきよばらい)」という儀式を行います。儀式は約1時間で、以下の流れで執り行われます。

1.開式の辞
2.修跋(しゅばつ)の儀
3.降神の儀
4.献饌(けんせん)
5.祝詞
6.清祓い
7.玉串奉奠(たまぐしほうてん)
8.撤饌(てっせん)
9.昇神の儀
10.閉会

この儀式では基本的に米、塩、酒、水、野菜や果物などがお供えされます。お供え物は自分で用意しても良いですし、神社によっては追加料金で揃えてくれるところもあります。詳しくは神社へ問い合わせてみてください。

まとめ


解体前の儀式は必ず行わなければいけないものではありませんが、今まで暮らしを守ってくれた氏神様に感謝を伝える大切な儀式ですので、行うか否か十分に検討しましょう。

2020.6.30