あんしん匠サポートセンター

解体業者の選び方

【失敗しない】住宅解体工事する上での注意点や業者選びのポイントを詳しく解説

「住宅解体工事をしたいと考えているけど、何に気をつければいいのだろう?」
このようにお考えの人もいるのではないでしょうか。

住宅解体工事をするには、トラブルや失敗を防ぐためのいくつか注意点があります。
近隣の住民にも配慮したり、やるべき作業や申請などもあるため、忘れないように注意することも大切です。

そこでこの記事では、解体工事で起きるトラブルや、解体工事を行う際の注意点を詳しく紹介していきます。

この記事を読めば、解体工事でのトラブルや失敗を防ぎ、適切な業者を選び、解体工事を行えるようになります。

 

解体工事におけるトラブル


解体工事には、気をつけなければさまざまなトラブルを引き起こします。
例えば、「近隣住民に説明せずに苦情が来る」「隣家の壁を壊してしまった」「工事中の振動や騒音がうるさい」「工事中のほこりがひどい」などのトラブルがよくあります。

ただし、次項で紹介する注意点を意識していただければ、最小限に抑えることができるでしょう。

 

解体工事でのトラブルや失敗を防ぐための注意点


解体工事では、騒音や振動は必ず起きるので、気をつけなければ近隣住民からクレームが来ることがあります。
解体工事におけるトラブルや失敗を少しでも防ぐために、注意点を紹介します。

 

近隣住民に事前に十分な説明をし、協力や理解を得ること


解体工事には少なからず騒音や振動はつきものです。
解体工事を行う前には、事前に近隣住民に十分な説明を行い、協力や理解を得ておくことが大切です。
この説明をしないまま解体工事を進めてしまうと、後で近隣住民からクレームが来てしまうかもしれないので、気をつけてください。

 

工事現場には必ず立ち会う


解体工事後に、本来解体すべきところが解体されていない、解体しなくていいところが解体されたりなど、トラブルにつながる恐れがあります。
解体工事の詳細は素人では分からないですし、解体工事のやり直しを依頼すると、追加で費用がかかることがあります。

そのようなトラブルを未然に防ぐために、解体工事前後で担当者にも現場に必ず立ち会ってもらうことが大切です。
もし立ち会うのが難しいようであれば、事前に何を確認すべき内容を教えてもらいましょう。

 

廃棄物処分がしっかりできる業者に依頼する


解体工事を行うと廃棄物が発生しますが、その処分も含めて解体工事です。
解体工事で出た廃棄物のことを産業廃棄物と言い、通常の廃棄物とは異なる方法で処分する必要があります。

この産業廃棄物は誰でも処分できるわけではなく、産業廃棄物処分許可を持つ業者だけが処分できることになっています。
許可がない業者の中には、不法投棄をすることがあります。
必ず契約前に許可証を保有しているのか確認したり、過去に違反を行ったりしてないかを確認してください。
マニフェストを確認すると、業者がしっかり廃棄物を処理しているかが分かります。

 

物は残さずに不用品は適切に処分する


解体工事前に家の中や庭にある不用品は、処分しておきましょう。
粗大ごみは自治体に依頼すると安く済みますが、解体業者に依頼すると産業廃棄物扱いになるので、費用が高くなります。

無料で対応してくれる業者もありますが、一般的に4tのダンプカー1台分で7~8万円ほどかかります。
後で余計な費用がかかるかもしれないので、事前に処分できるものは処分しておきましょう。

 

「失敗しない」解体業者を選ぶポイント


解体工事を行うには、国が定めた許可を持つ業者でなければできないので、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
ここでは、解体業者を選ぶポイントを2つ紹介します。

 

見積もりを取る


解体業者を決めるにあたってやるべきことは、まずは3~4社程度に見積もりを取ることです。
見積もりを見れば、おおよその相場感が分かります。
解体工事の相場感を知らないと、高額な費用で請求をされても疑問に思わずに契約を結んでしまうかもしれません。
複数の業者から相見積りをすれば、適切な費用で解体工事を行えます。

また、相見積りをすると工事内容の比較も同時にできるメリットがあります。
丁寧に見積もりを分けて書いているところもありますが、業者によって見積書の書き方が違います。
総額の費用だけを見るのではなく、「一式いくら」と記載されている場合は工事内容の詳細を確認しましょう。

 

見積もり時に現場調査を依頼する


見積もり時に現場調査を依頼することで、正確な費用が分かります。
現場調査をしないで見積もりを出す業者も中にはあります。
しかし当初の予定に追加して工事がされた時は、見積もり以上の費用が発生する可能性があります。

建物の状況や周辺状況によって、同じ坪数の建物でも費用は同じとは限らないので、現場調査を依頼しましょう。

 

まとめ


解体工事では事前にやることがいくつかあるので、面倒なこともあります。
しかし解体工事で何かトラブルが起きると、依頼者も責任を問われることがあるので、十分に気をつけましょう。
解体工事のトラブルや失敗を防ぐためにも、この記事で紹介したトラブルを防ぐための注意点や、業者選びのポイントを参考にしてみてください。

2021.1.15