解体業者の選び方

賃貸経営を考えている人にとって、マンションとアパートどちらを投資対象にするかは大変重要です。同じ立地でも、マンションとアパートどちらにするかで稼働率や利回りに大きく差が出るからです。そこで今回は、賃貸経営をするにはマンションとアパートどちらが向いているのか、さまざまな視点から考察していきます。

マンションとアパートの家賃はどれくらい違う？

まず気になるのはそれぞれの家賃です。東京都内のマンション、家賃相場を調べるとアパートの方がマンションより1室あたり平均2万2千円家賃が安いことが分かりました。1年に換算すると26万4千円差が開くことになります。もちろんエリアや部屋の大きさなどよっても違いがありますが、マンションの方がより多い家賃収入を期待できることが分かります。

マンションとアパートの建築費はどれくらい違う？

鉄筋コンクリート造のマンションと木造のアパートとではアパートの方が建築費用が安い傾向にあります。アパートは建物もそこまで大きくなく、エレベーターもないため設備費用も抑えられます。建設費の相場は建物のグレードや敷地面積によって差は出ますが、一般的な相場を見ると木造アパートは坪単価40～60万程、鉄筋コンクリート造マンションは坪単価70～120万程です。

マンションとアパートの耐用年数はどれくらい違う？

鉄筋コンクリート造マンションの法定耐用年数が47年であるのに対し、木造アパートは22年です。マンションの方が最初の建設費はかかりますが、アパートより耐用年数が長いため、長い目で見ればお得といった見方もできます。

マンションとアパートはどちらの方が入居者ニーズがある？

賃貸経営を考えている人にとって、物件の入居者ニーズも重要な指標のひとつです。物件があるエリアによってマンションとアパートの入居者ニーズは変わってきます。たとえば、高齢者が多いエリアは家賃が安いアパートの方が人気があり、子供のいない共働き夫婦や単身赴任のビジネスマンが多いエリアは家賃が高いマンションの方が人気があります。また、大学や専門学校が近くにあるエリアは、学生向けの家賃が安いアパートの方が人気があります。このように賃貸経営を考える場合は、エリアによって変わる入居者ニーズをしっかり把握しておくことが必要です。

マンションとアパートでは経営の仕方はどう違う？

アパート経営では基本的には建物1棟を購入しなければいけませんが、マンション経営は1部屋から購入することが可能です。そのため、少ないリスクから賃貸経営を始めたいという人はマンションの方がおすすめです。マンション経営なら、まずは1部屋から経営を始め、余裕が出てきたら部屋数を増やしていくという経営ができます。一方で入居者がいなければ家賃収入がゼロになってしまうというリスクも伴います。しかも入居者がいない状況であっても、管理費や共益費は変わらず支払わなければいけないため、どんどん損失が広がっていく危険もあります。アパートの1棟購入であれば、1室空室が出てもほかの部屋の家賃収入があるため、リスクを分散させることができます。

終わりに

賃貸経営においてマンションとアパートどちらが向いているか、比較するポイントがいくつかあることが分かりました。マンションとアパートにはそれぞれメリットデメリットがあります。賃貸経営を考えている人は、資金計画や物件の立地、将来のビジョンに合わせて、どちらが自分に合った物件なのかしっかり吟味していく必要があります。