あんしん匠サポートセンター

解体業者の選び方

解体工事にかかる必要な期間をわかりやすく解説します

建物の解体にかかる所定日数は、建物のタイプや大きさにも左右されます。また解体後に新築の計画があったり、土地を売買したりするときには、正確な解体工事の予定を決めないと後々の予定に影響が出ます。
そのため一般的にどのような日数で、建物を解体するのかを知っておくと安心ですね。また解体で思わぬトラブルが発生する可能性もあるので、それらを踏まえ解体工事を行う決断が必要となります。
そこで今回は基本的な解体工事の流れを解説します。ぜひ参考にしてください。

解体に必要な日数


30坪ほどの木造住宅の解体には、2週間程度が目安となります。また鉄骨やRC構造の建物を解体する場合には、3週間から1ヵ月程度の工期が必要となります。
しかし建物のタイプにより、工期は様々です。木造住宅でも30坪以上あると、2週間以上の日数が必要となります。さらに瓦屋根の場合には手作業で撤去するため、5日ほど加算となります。

解体する建物への現地調査と見積もり


解体する建物へ、現地調査へ行き詳細な調査をします。
現地調査に基づき、見積もりを提出。お客様へ内容と金額を確認していただき、その後契約となります。

近隣へのご挨拶


解体工事が始まると、近隣の皆さまにはご迷惑をかけることになります。請け負った業者が、説明と共に挨拶に伺います。お客様も、可能であればひとこと挨拶をしていただくといいでしょう。

設備や引込線などの撤去依頼


解体が始まる前に、お客様には「電気・ガス・水道・光回線・CATV」などの、引込線や設備の撤去を依頼してください。

足場組み立てと養生


解体工事は高所で安全な作業を行うためにも、足場の組み立てをして養生をします。防音シートや防炎シートをかけ、粉塵や騒音などで近隣のご迷惑にならないように対策をします。

建物内部の撤去


屋内にある畳やサッシ、キッチンやトイレなどの住宅設備機器などを、手作業で撤去できるものをまず解体します。

建物の解体開始


柱・屋根・梁・壁などが残った上屋を重機にて解体し、基礎も掘り起こし撤去。さらにブロック塀や駐車スペースの解体工事もおこないます。

廃材の分別


解体をした廃材を、鉄・プラスチック・コンクリート・木材などに分別。また廃材を分別したら、産業廃棄物として処理をしていきます。

地中障害物の確認


建物の解体後には必ず、地中に基礎や浄化槽などの地中障害物などが、残っていないか確認します。

整地


整地前には、大きなコンクリートのガラや石などをキレイに拾ってから整地をします。また駐車場などにする場合には砕石を敷いたり、コンクリートやアスファルトマットなどで舗装したりします。
<h3解体工事完了

解体工事が完了後、可能であれば更地になった場所をお客さま立ち会いのもと、取り残しがないかを確認します。

解体期間の延期の原因


現地調査の段階では予測できない下記のような事態に陥り、解体工事が大幅に遅れることがあります。

近隣とのトラブル


解体工事の延期の原因になるひとつとして、近隣とのトラブルがあります。騒音や振動により精神的な苦痛を感じる人や、粉塵や飛散物などによる被害について苦情を訴えてくる場合があるからです。
軽度な場合には、解体業者が真摯に謝罪することで穏便に終息します。しかし、相手が納得をしてくれない場合には、解体工事を中断をせざるを得ません。
そうならないように、解体工事前に近隣の住人には事前説明を徹底し、日頃の挨拶や対応に十分な注意をします。

天候や自然災害


台風や地震などの自然災害の場合、事前に対処できないことがあります。こういった場合は解体工事の続行ができないので、できる限りの予防策をして状況が収まるまで工事を休止します。
また雨天などの場合、小雨程度なら解体作業を中断することはありません。しかし、大雨や梅雨などで長時間にわたり雨が降り続く場合は、足場が滑りやすくなる危険性もあるので休止をします。

そのため梅雨と台風の時期を避けることで、計画的に解体工事を進めることが可能です。また雪などの場合ちらつく程度の雪なら工事に問題はありませんが、大雪が降った場合には、作業への危険性を回避するために休止となります。

地中障害物


解体作業中に、地中から思わぬ障害物が見つかることも珍しくありません。大きな岩や石、昔の建物の基礎部分や浄化槽など、様々な障害物が考えられます。
ですが障害物が小さい場合には、そのまま工事を続行する場合もありますが、解体工事に支障がある障害物の場合は撤去が必要です。
こういった場合には、いったん作業を休止して障害物を取り除くため、解体工事も延期となります。

まとめ


このように、解体工事は着工から完了までには、いくつかのスケジュールがあります。解体工事の準備などを含めると、2ヵ月以上前から手配をするといいですね。
不明な点や質問なども、当社へお気軽にご相談ください。

2021.5.18